アルマイト

アルミニウムは空気中に放置すると酸素と結合し、表面に薄い酸化皮膜が生成します。この皮膜を人工的に厚く形成させることをアルマイトと言います。このアルマイト皮膜は耐食性、硬さ、耐摩耗性に優れ、さらにその他にもさまざまな機能を持たせることができます。

めっき

めっきとは、金属や樹脂などの素材の表面に銅、ニッケル、クロム、金といった金属の薄い皮膜を素材に施す技術です。製品に美観を与えたり、さびを防いだり、摩擦を強くしたり、電気伝導性を与えたりなど素材への様々な機能の付与が目的です。

  1. 防食めっき…亜鉛めっきやニッケルめっきなど。
  2. 装飾めっき…クロムめっきや金めっきなど。
  3. 耐摩耗性を付与するめっき…硬質クロムめっきや無電解ニッケルめっきなど。
  4. 電気的特性を付与するめっき…銀めっきやスズめっきなど。
  5. 光・熱特性を付与するめっき…クロムめっきや銀めっき、黒クロムめっきなど。
  6. プラスチックやセラミック等へのめっき…クロムめっきなど。

化成処理

化成処理は0.22~数ミクロンの厚さであり、単独皮膜としての耐食性を利用する他、各種の皮膜・塗装の下地皮膜として多く用いられている。しかしEU国内のRoHS指令(有害物質使用期限)により、従来の6価クロム処理が困難となってきました。当社ではRoHS指令に対応したTS-AL390シリーズを開発しました。

エッチング/電解研磨

化学的又は電気化学的に品物の表面を溶解しながら荒らす方法。
弊社では金属表面を荒らし、アンカー効果による樹脂との直接接合のためのエッチングを行っています。

複合処理/マスキング

複合処理とは、一つの製品(アルミ)の中でアルマイトとめっきの両方の処理を行うことを指します。
マスキングとは、特定の部分を特殊なテープやコーティング剤で覆い、表面処理することでその部分のみめっきが施されていない状態にすることです。